ウオー!

モンスターハンター ストーリーズ RIDE ON感想、39話から41話の感想です。
この前のが38話までの(飛び飛びな)感想なので、その続きになります。

ネタバレを含みますのでご了承ください!


【39話 蜃気楼の塔に行く回】

ナビちゃん「どんなことでもポジティブ! 良くも悪くもそれがお前の持ち味だろ~!?」(ドーナツをわたしながら)
ナビちゃんすっかりいい子になって……。

リュート「オレ、ずっと絆の力を信じてきた。でも、今は……どうすれば……」
オムナ村長「その答えを得るために行くのじゃ。蜃気楼の塔へ」
今まで謎だったというかふわっとしていた絆の力。それを強く信じられてきた少年性というか、夢と希望にも似たそれを信じる心はとても綺麗なものだと思います。でもそれだけでは居られないのが現実。だからこそシュヴァルはリュートに「子どもだったころとなにも変わっていない!」と言い放ったのではないかな。

リュート「オレが求めるもの……」
ここでなんか花が映るんですけど、花に詳しくなさすぎて花言葉考察というオシャレなことが出来ないのですが、出来ないなりに調べた結果、コスモスかなぁ。それっぽい花言葉は調和。

リュート「オレ、蜃気楼の塔へ行く。本当の絆の力がどんなものなのか、ちゃんと知りたい」
大人への階段を一つ登り始めたリュート少年。

蜃気楼の塔、徒歩で行けるんだ……。

ナビちゃんから手紙を貰って駆けつけたアユリア。ナビちゃんはほんっっっといいやつになったよ……。一ヶ月の宿泊費をドーナツにした過去があるとは思えん。
駆けつけてくれるアユリアもすばらしいよね。あっでも調査という建前でバカンス中だったのかもしれない(アニメディア参考)

リュート「ありがとな、ナビルー、アユリア」
アユリア「なにを言ってるんですか。誰かが困った時は手を差し伸べる、そう教えてくれたのはあなたじゃないですか
子どものリュートでも周りに大きな影響を与えることができたのだ。

蜃気楼の塔へと踏み入る一行。リュート以外の時間が止まったようになってしまう。
そして天も地も空が広がる謎空間 通称ウユニ塩湖。誰が来てもこうなるのかな。それとも空の王者を連れているからこそ空が広がる空間なのか。

~1ループ目~
リュート「なんでオレはあの日のハクム村にいるんだ!?」
ループ世界が始まるぜ!

駆けつけるリオレウスは傷のあるレウス。つまりリュートとの絆は当時のものではなく今のもの。(重要)

リュート「ずっと願ってた……。もしも、もしもあの日をやりなおせるなら……オレはみんなを守りたい…ブラウおばさんを…この村を! ……今度こそ守る! 守り抜く!」
「ずっと思ってた」とかではなく「ずっと願ってた」なのが、リュートにとってもやりなおしたいくらい深く刻まれている記憶なんだなぁって。
しかし1ループ目失敗。敗因は自分でなんとか出来ると思いこんでしまう未熟さ。

~2ループ目~
リュート「ブラウおばさんの代わりにオレがタマゴを取りに行く!」
ナビちゃん「こらリュート! 作戦どおりに動くのだー!」
グループワークヘタクソ健在。

シュヴァルだけでなくリュートのことも心配で大事に守ろうとするブラウさんよ……。リュートとシュヴァルが家族のように育ったのと同じくして、ブラウさんもリュートの事を大切に大切にしてきたのだ……。
2ループ目失敗。敗因はグループワーク出来なさすぎ。

~3ループ目~
リュート「迷ってる暇なんてない、みんなを守る! それだけだ!」「ここはオレに任せて、みんなは下がっててくれ!」
ダブル敗因がしょっぱなから来た。無理だこれ!

シュヴァル「リュート、どういうこと?」
リュート「説明してる時間はない! 頼む、オレを信じてくれ!」
シュヴァル「わかった……リュートを信じるよ」
ここでシュヴァルの不信っぽい顔。38話で明かされた、村時代でもシュヴァルはリュートに嫌だと思う瞬間があったのだという事実がしっかりと描かれています。
逆に、こんな時でも、不安を感じながらもリュートを信じる決断をすることが出来る信頼があると考えればまあ……。

リュート「すまない……」
ここでさらにシュヴァルの不信っぽい顔。村時代も影でこんな感じの顔してたんだろうな……。

リュート「もうみんなが傷つく姿は見たくない。オレが、オレがみんなを守る……絶対に守り抜く!」
ここまでくると見る側も辛くなってくるよね! 思いは十分なんだけど、それだけじゃないんだ…でもなかなか自身で気付くことは難しい。

とくにリュートの場合、両親は他界しており、シュヴァルやブラウさんがいたとしても、一番身近なコミュニティの“家族”がいないからこそ、“みんな”をなにより大切にしたいと思えるのではないかなぁ。

物心ついたときから“みんな”を大事にしたいから、家族がいなくてもシュヴァルのように苦しんだりはしない。でも、それによって“みんな”の中でも身近なほうまで目が行き届かない時があったり(グループワークヘタクソとかシュヴァルの辛さに気付けないとか)、ある意味で孤独なので一人でなんとかしようとしてしまったりという、視点によっては短所にも成りえる人間性を持ってしまった。

だからこそ、いろんな人間やモンスターと仲良く出来るので、種族や立場を越える絆を結ぶことが出来る、つまり、このストーリーの中で最も主人公たりえる人間性であるという、なによりも心強い長所を持っているんですけどね!
キャラクター性の肝となりえる出自の設定がしっかりしてあると、そのキャラの世界観への息づきがより濃くなって最高なんだわ……。見習いたい。

リュート「なにをしてもダメなんだ……オレがなにをしても……誰も救えない……オレは、みんなを守れない」
だがその、出自によって持たされた短所を乗り越え、長所を捨てないための気付きを与えてくれるきっかけは、39話の間ずっと旅しても、世界のどこにも見当たらなかった。
沈んでいくリュート。

その時リュートの手のひらは大きな手のひらによって掴まれ、支えられる!
掴むほうも掴まれる方も左手アンド左手。絆石のある左手、絆の象徴を惜しむことなく映していく!

??「諦めるのか、リュート」
リュート「父、さん……?」

惜しんでる場合じゃない! だってここで! ここで!!
リュートの守りたい“みんな”ではない、それよりもずっと近い、本当の家族、父さんが出てくる!!!(すばらしすぎか?)

??「絆とはなんだ、リュート」
リュート「分からない……もう分からなくなっちゃったんだよ」
??「お前をずっと見てきた……喜びの日も。苦しみの日も。お前を突き動かしていたのは、共に生きていたいという思い。そしてお前はその思いに生かされている。俺は思う、その思いこそ絆だと。お前と共に生きたい仲間たちが、待っているぞ」
この父さん、レウスだ……。
って書くとちょっと面白い感じになっちゃうんですけど、父さんに限りなく近いレウスというか、レウスに限りなく近い父さんというか。その辺はもはやリュートしか分からないけれども、とにかくレウスであり父さんみたいなそんな存在なのかなって。
1話の一番最初に出てきたタマゴはリュートのレウスが眠るタマゴであり、そのタマゴは父さんのリオレウスの子供で間違いないでしょう。(むしろ違ったら怖い)
父さんは最初の戦いで命を落としたかもしれないけれど、でもレウスと共にある思いとして、常に(1話から!)リュートのそばで生きてきたのだ! 一回離れたけどまた出会えるくらいの絆で!

リュートがどうしても気付けなかった、そして変えられなかった、一番最初の運命(出自)による人間性。その人間性が、それまでリュートと共に生き、それを見届けてきたレウスによって、また、真の出自元、家族である父さんによって切り開かれるのだ!
それもこれは突然父さんが現れてヒントを与えてくれるボーナスステージではなく、傷のあるレウス(今日まで歩んできたレウス)がそばにいるから成し得た結果であり、リュートがレウスとの絆を諦めなかったからこその結果。つまりリュートの“旅”のすべての肯定という凄技!
あと、MHSTという作品のテーマは「目覚め」なので(サントラブックレット参照)、モンスターが孵化するのが目覚めであるように、生まれることが目覚めであるなら、リュートの新たな目覚めに立ち会う存在として親である父さんは最もふさわしいんですよね……。

リュート「レウス……オレ、お前とともに生きたい、みんなとともに生きたい。だから、諦めない、今度こそ!」
レウスもみんなも選ぶリュート少年の……いや、もはや少年ではないリュートの強い思いが新たに目覚めようとしている!
「みんなを守りたい」ではなく、みんなと生きるために力を合わせる選択をするリュート。

ここで煙の中から出てくるからまだ3ループ目の世界かな。

リュート「みんな、すまない。オレがもっと強ければ、ナルガクルガを倒せた、そう思いこんでた! でも、その思い込みはシュヴァルの言うとおり、オレのうぬぼれだった!」
シュヴァル「僕は……そんな……」
ちょっとシュヴァルさん困ってるじゃないですか! たぶんこの時は、不安には思ったけれどそこまで強くは思ってないんだろうな……。

リュート「もっとシュヴァルを頼ってればよかったんだ! もっとみんなを信じて、力を合わせていれば! ……頼む! オレひとりの力じゃなにも出来ない! だからみんなの力を貸してほしい!」
うーーーーわーーーースゴイ
なにがすごいってこれ知ってると思いますけどモンハンシリーズなんですよ。(今更)
モンハンシリーズの醍醐味とも言える協力プレイが主人公によって力強く肯定される瞬間です。やっぱりモンハンだわこれ…ヒエエ……。すっげーな数分で盛り上がりを詰めまくってきた。最終回か!?

近づいてきてリュートの手を握るシュヴァル
シュヴァル「僕たちの心はひとつだ! リュート、力を合わせて立ち向かおう!」
(もはや言いたいことはないのでシュヴァルに対する感想を言います)
なんか なんだろう……シュヴァルはどんな方向性でもいつもカッコイイなぁ……?
かわいいとかじゃなくて なんでだろうな……いや脳内補正だこれ……。

ナルガクルガを追い払うのに成功する子どもたち。

シュヴァル「リュート! 絆の力だね!」
本来こんな風に笑える子なんですよ。(41話の私より)

ブラウおばさん「ありがとう、リュートちゃん。シュヴァルをお願いね」
割れてない鏡にリュートが映るのめっちゃ好き…青空似合うよね……空の王者だわ……。

リュート「オレ、やっと気づいた……オレがもっと強ければおばさんを守れたって思ってたけど、全然違った。オレは弱い、だから仲間と一緒に立ち向かうんだ。一人では無理でも、仲間と力を合わせれば、大切なものをきっと守れる。オレはやっぱり、なによりも絆の力を信じるよ
やったー! 絆の力が謎の力じゃなくなったー!
パワーアップした主人公はやっぱりかっこいいぜ……。

ここのアユリアめっちゃかわいいからみんな見て。

ダン先輩「村長、頼まれていたものをお持ちしました」
新装備の入った箱重そうだけどそれを持って来られるくらいには蜃気楼の塔が近いのかダン先輩が無理したのか……。

リュート「シュヴァル……オレはやっぱりお前との絆、絶対に信じぬくからな!」
下手方向に振り向くと朝日があるというどちゃくそ希望に満ちた演出でこの話は終了。
もうなんも怖くないわ!(油断)


【40話 おっさんの回】
あらすじ「リュートは、兄弟同然に育った親友シュヴァルと決別」
あっシュヴァルとの関係そう表せばいいのか……。家族なのか幼馴染なのか、友達とも違うのかなって思ってどう表せばいいか分からなかった。

リュート「父さんが残してくれた装備なんだ」
リヴェルト「そうか。大事に使えよ」
リュート「うん!」
一言で面倒見よすぎオーラが滲み出まくるおっさん。

リリアとパパン副隊長が話す時にリリアがすごい見上げることになるのかわいいけど、そんなかわいらしさがある体格差なのに同じ場所に所属する仲間であるという、この…かわいらしさの裏側にあるリリアの頼もしさというか…いいよね……。

リュートとリヴェルト、クエストへ出発。
リヴェルト「おそらく、黒の凶気に侵され、自らの生息地域すら分からなくなってしまってるんだろう」
すげーなモガの森かよ(モガの森大好き民より)

リヴェルト「俺は、あいつの目を見た時、なにか言ってるように感じた」
リュート「え、なにを?」
リヴェルト「自分を越えてみろ、と」
リュート「おっさん、ライダーみたいなこというんだな!」
なぜかすごい分かる……初めてモンハンやった時に辿りついた場所がそんな感じでした。対峙して、武器を通して語り合うみたいな……。始めてすぐの頃はなんで戦わなきゃいけないの……みたいなこと言っていた。買っといてなに言ってるんだ……。
そもそもMHSTに一番最初に興味を持ったのが制作が発表された時で、武器で語り合う以外にモンスターと向き合う方法が公式によって示されたからでした。
おっさんの生き様は自分の従来のモンハンの楽しみ方に近いわ……。

リュート「モンスターにだって心があるし、おっさんだったら、そんなことがあっても不思議じゃないっていうか」
リュートとリヴェルトの、つまりライダーとハンターの絆ですよ。思想が異なっていたはずなのにこんなにも信頼できる間柄に。
そういえばリュートもリヴェルトも名前の最初の字が「リ」で最後が「ト」で同じなんですけど、ライダーとハンターという民族間の、この世界での間柄を象徴していたりとか……さすがに深読みしすぎ?

ポポラ「しっ。しずかにするニャ」
耳を澄ます一行。からの背後にブラキディオスがいる流れ。嘘でしょ……なんでそこまで詰められるまで気付かないの……。

ブラキディオス強いよね……。3Gの三大トラウマの一つが港G級のブラキ二体討伐です。

リュート「ライドオン!」
えっ一瞬にして装備変わったんだけどどうした。
ちょくちょく不思議なこと起きるね今回。気にしたら負けなやつだ!

負けた。(ブラキに)
パワーアップしたからとて簡単に勝てるわけじゃないのがこの世界。

父さん?「絆を感じろ、そして、信じるんだ。リュート、絆は、決して消えない。絆を感じろ……」
難しいことをおっしゃる。でもリュートには分かるのだ……。

リヴェルト「あのブラキは、俺と同じなんだ」「ときおり、錯覚するのさ、あいつが俺に超えて見せろって語りかけてくるように、俺も奴に語りかけてるんじゃないかって。狩る者と狩られる者を超えて、ハンターもモンスターもない、ただの獣なんだってね」
わかる……。

リヴェルト「さっき。あいつが、俺に語りかけてきたんだ。今の俺なら信じられる。あいつの目の奥にある意思を。あいつは、俺に言っている。自分を倒してくれと」
リュート「オレ、おっさんとブラキディオスの絆を信じるよ」
リヴェルト「俺とブラキの絆?」
気付いたけど「ブラキ」ってこれ「レウス」と同じようにリヴェルト流のニックネームだよね。絆だわ……。

リュート「絆を結ぶのはライダーだけじゃない。ハンターだって、モンスターと絆を結べるんだって俺は信じる。だからおっさんは思う存分戦ってくれ!」
リヴェルト「ああ……いいのか!?」
リュート「でも! おっさんが危なくなったらオレがやる!」
リヴェルト「そのときは頼む!」
普段は面倒見のよさが滲み出るリヴェルトだけど、フィールドにいる時は年齢差のない仲間って感じですばらしいよね。

だからなんでブラキディオスはいきなり目の前に現れるの……。エリア切り替えしたのかな……。

リュート「撃滅のブラキディオス……お前を止める! 黒の凶気を止める! オレとレウスの絆で!」
ナビルー「ナビルーとの絆もあるぞ!」
リュート「父さんとの絆も! すべての絆が力になるんだ!」
これが絆を感じるということか……。

どこここ。(空)

ナビルー「あれは! スカイハイフォールを越えるスカイハイフォール! まさに! スカイエクストリームだ!」
新技でた!?!? すごいな…これってつまりあれじゃん……。(原作民より)

リヴェルト「撃滅のブラキディオス……お前は、最高の友だったぜ」
わかる……。今回の話でハンター時代の自分が救われたというか、ラギアクルスを追いかけまわしてた2011年を思いだすというか……。っていうか3Gもうそんな前なの……。

リヴェルト「ハンターでも、モンスターと絆を結べるんだな」
リュート「うん」
リヴェルト「お前のおかげで、ライダーもハンターも同じっていう言葉の意味がわかった気がするよ」
リュート「うん」
リヴェルト「止めなきゃな、黒の凶気も。お前の友達の事もな」
面倒見がいい! 面倒見がいい!!!


【41話 ヤバい回】
あまりの展開に挫折しないようサクサク行きます。

ミル「レイアに乗っていったのに、レイアはどうしたの?」
シュヴァル「捨てた。使えないオトモンなんていらない」
お前。

マネルガー「この新たな絆石が完成した暁には、シュヴァルくん、君に、白き竜のタマゴを孵化させてほしいのだ」
シュヴァル「わかった」
わからないで。

ミルでさえ怖気づく酒場に堂々と入っていくシュヴァル少年何者だよ……。

シュヴァル「暴れているモンスターはいないか」
モブ「なんだお前」
シュヴァル「暴れているモンスターはいないかと聞いている」
コミュニケーションヘタクソかよ!
モブ2「子供がでかい口叩いてんじゃねーぞ」
お前もコミュニケーションヘタクソかよ!

ファマルさん「ただの子供じゃ無い」
これファマルさん通らなかったらどうなってたんだ……。

やべーよカウンターに対して半分顔見切れるくらいには背低いよ…ただの子供だわ……。

モブ「こないだのやつと違って、愛想が無いなぁ……」
モブ2「ライダーといっても、いろいろなんだろ」
昔は。

森に現れるナルガクルガ。母親の仇ともいえるモンスターにシュヴァルはどう立ち向かうのか。
シュヴァル「ヒョロ、ミル、こいつをやっつけるんだ」
ヒョロ「え!?」
ミル「凶気化もしてないのに!?」
シュヴァル「できるだろ? 俺の仲間なら」
二人「ライドオン!」
文句を言わず速攻でライドオンするの笑ってしまったごめん…そんな場合じゃないのに……。

ミルとヒョロががんばって追い払って、シュヴァルの反応を伺おうとしたらすでにシュヴァルは走り出していた。行動に文句を言わず、信頼を寄せるシュヴァルの頼みだからこそ動いたのに肝心のシュヴァルがそんな感じじゃあ不満も募るよね。

シュヴァル「あった、これが……」(ペンダントをにぎりしめながら)
ナルガクルガのタマゴを見つけるシュヴァル。唐突に思いだされるあの日の記憶。しかし飲みこまれずに乗り越えるシュヴァル。力を求めようとする時だけは乗り越えられるみたいな。

シュヴァル「目覚めよ!」
この目のハイライト無い感じよ~。ハイライト無い目大好きだけど今はそういう話をしている場合ではない。
前述したとおり作品のテーマが目覚めであり、それは時として神聖なものとして描かれるので、この目覚めがいかにテーマに相応しくない冒涜的な目覚めであるかを物語っている目つきと表情。来るところまで来てしまった。

ミル「シュヴァル、それでいいの?」
シュヴァル「こいつのスピードは使える」
ミル「ねえシュヴァル、ほんとにそのオトモンを大切に出来るの?」
ミルがちょっとかっこよくなってきた。

シュヴァル「ミル、アイテムは十分残っているんだな」
ミル「うん。薬も道具もばっちりよ」
シュヴァル「よし。明日からは本格的に動くぞ」
二人「うん」
シュヴァルに話しかけられた時のミルがちょっと嬉しそうなので、シュヴァルの役に立ちたいという信頼は今までの気遣いや頼もしいところで得ていて、それが今でも残っているんだろうなって。こんなになってもだ。かつてのシュヴァルがいかに信頼できる子であったかが強く伝わってくる。

トラウマを越えられるのは力を求めているときだけ(仮)、つまり悪夢は治っていないよ。

砂塵の中で急に口の布外すと砂食うよ。

ミル「ハンターが二人がかりで倒せなかった相手よ!」
シュヴァル「あいつらが弱かったんだよ。ヒョロ、ミル、お前たちなら大丈夫だ」
今も中途半端に褒めるからさ……。

今回CGの細かさがすごくない?
ていうか戦闘の迫力やべーよどうした…。

シュヴァル「お前たちだらしないぞ……なぜ二人で決めきれない。お前たちは二頭のガーグァか」
モンハン世界的なことわざ? 比喩? だ! いやそんなこと言ってる場合じゃない。仲間に対して暴言を吐き始めたぞこいつ。

ミル「このディアブロスは凶気化してない!」
ヒョロ「そうだよ! ほっといて大丈夫だよ~ボクたちが逃げればいいんだ!」
シュヴァル「逃げる……。……こいつも凶気化してる!」
!?!?!?!?!?

シュヴァル「ヒョロ、ミル、行け!」
ヒョロ「でも……」
ミル「凶気化なんてしてないのに!」
ヒョロ「そうだよシュヴァル! 逃げればいいのに!」
BGMめっちゃカッコイイですね。

シュヴァル「こいつは絶対これから凶気化する! 凶気化するまえに倒すんだ! 行け! 倒せ!」「立て…ナルガクルガ……」
ロングヘアーだと戦闘に映えていいですね。あと作画すごい好きです。この辺のびっくりするときだけ村時代の顔みたいになるのもよいですね。OPとアニメディア情報からすると製作協力(作監)は手塚プロダクションですって。
無理に話題を逸らしている場合ではない。

シュヴァル「こいつ……! 追え! やっつけろナルガクルガ……何してる! 走れ! これくらいで倒れるな! 走れこのクズ! ヒョロ! ミル!」
煽る言葉知ってたのか(?)

ヒョロ「だめだよシュヴァル……」
ミル「動けない……」
シュヴァル「なにしてんだよ! 走れ! 追えナルガクルガ!」「お前もか……お前も使えないオトモンか……!」
うーーーーーーーーーーーーーん……。

シュヴァル「お前もいらない。どこかへ行っちまえ」
ナルガクルガは生後一日。

ヒョロ「シュヴァル……」
ミル「オトモンがかわいそうよ!」
シュヴァル「お前たちもだ」
ミル「……なにがよ」
シュヴァル「使えない奴らめ……」
お前。

リュートもシュヴァルも、同じ時期に再びナルガクルガと対峙しているということなんですよね。リュートの場合蜃気楼の塔だけど。
あの日を二人はどう乗り越えていくのか、わざわざ対極に描いているんだろうと思います。構成がうまい。リュートの場合仲間と力を合わせて追い払いましたが、シュヴァルは仲間をこきつかって強さのためだけにタマゴを手に入れ、その果てに使えないので捨てる始末。

ミル「私もう! シュヴァルにあったまきたわよ!」
ヒョロ「ボクはもう、シュヴァルが分からないよ……」
ミル「あんたなにも思わないの!? 私たち、シュヴァルに子分扱いされてるのよ!」
ヒョロ「あぁ……うん、使えるとか使えないとか、言ってほしくなかったね。それにおとりみたいに使われたし」
ミル「そうよ! ほんと…そうよ……。もう、勝手にしてよ、シュヴァル……」
ヒョロ「ボクは……ボクはシュヴァルが…仲間だと思ってたのに……」静かに涙を流すヒョロ
ミル「私だってそうよ……」
ヒョロのおおらかさというか、人をあまり否定しない感じというか、めちゃめちゃすごくないですか。あんなん言われても腹を立てずに自分の中で嫌だなぁと思うだけっていう。その穏やかでどちらかというとひかえめな性格の部分の類似性を含めての「仲間だと思ってたのに……」だと思うと、やりきれなさがひたすらに募るばかりです。
ミルはと言えば、自分がどうしたいのかを見つけられずにいた時に「自分を信じよう」というアドバイスをしてくれたのがシュヴァルであり、その結果シュヴァルを信じてきたのですが、その信念が言ってくれた本人によって揺らいでしまう現実。また、旅立ちの日にオムナ村長に「人を信じることを忘れるでない」みたいなことも言われていました。

シュヴァル少年悪夢多くなってない? ちゃんと寝られてる?

シュヴァル「ミル、ヒョロ!? お前たち、どこだ! どこだ――ッ!」
知ってた。
かろうじてポジティブな見かたをしようとすると、ミルが誰かの意思に同調するのではなく、自分からシュヴァルの元を離れるという選択を出来るようになったというか…いやこれは選択なのか……違うような気がしてきた……。

シュヴァル「まだ出来ていないのか」
マネルガー博士の元を訪ねるシュヴァル少年。こんなのじゃなくてまともな大人に出会う機会があってほしかった……。

シュヴァル「あんな使えないやつらは捨ててきた」
マネルガー「あ~そうかね~私としても彼らには用はない」
この顔をしかめるのがちょっとよく分からないんだけど、あれかなぁ、捨ててきたっていう嘘をついたらマネルガーも似たような意見だったのでなんか嫌だったとか……。

シュヴァル「お前は俺を……裏切らないよな。早く生まれてくれ……」
この、なんていうか頭をこの、そっとアレする感じ もたれかかるような 切ない 思わず語彙力も無くなる

そしてケースに沿える手は絆の左手。そっと離される手でこの回は終了。
39話と比べてこの終わり方よ。なーーーにがもうなんも怖くないわ! だ!


こっからシュヴァルの話をずっとします! よろしくお願いします。

前回の記事で述べたように、シュヴァルはPTSD(あるいはそれに近しい症状を患っている)という前提で書いていきます。これも深読みとか捏造だったらいいんですけどきちんと描写されている上に症状も一致してしまうんですよね……。公式設定ではないですけど。


ここまでの話の中でシュヴァルは「○○しなければならない」「○○すべきだ」という言葉を多用してきました。遡るに14話から。(手元のメモがソースなので前もあるかも)

21話でシュヴァルが強い力と意志を持つ決意をしたとき、「人を傷つけるモンスターは、倒すべきなんだ!」と言っています。
また、23話ではダン先輩がリュートとシュヴァルに、砂漠にいるであろうモンスターについて聞いたときにリュートが「守りたい」と言い、シュヴァルは「倒すべきだ」と答えていました。リュートは~したい、という思いによっての発言だったのですが、シュヴァルは~すべきという義務感での発言をしています。
さらにこの義務感、日に日にシュヴァルを蝕んでいく病のようなもので、原因は例のPTSDであり、人の痛みに寄り添える優しい子(15話 村長談)としては誰かがこの苦しみを受けるくらいなら自分がやらねばならないと毎日その義務感は強くなっていったのでしょう。

またシュヴァル自身が「強い力と強い意志」を求めることを決意し、自らをその強い意志で縛ってしまってもいるので、誰かの生半可な言葉ではその義務感を解くことは叶わなくなっています。(この、一人で決意した部分は、リュートに対抗したのではないかなぁとも考えます)
30話では「俺は、村を守れなかった責任を果たすまでだ」と言っています、ので、キービジュアルは「守りたい」&「倒したい」と書いてますが、どちらかというとシュヴァル自身に「倒したい」という直接的な討伐の願望はなく、責任と義務感によってそう考えた上で行動をしているのではないかと思われます。

つまるところシュヴァルにとって「凶気化モンスターを討伐し続けること」は願望ではない。義務感によって、やらなければならないことをしているだけであり、そのためには確かな力を求めなくてはならず、その焦燥感から41話のようなことが起きたのではなかろうかと。

そしてシュヴァルが今なにをしたいのかというのはおぼろげにしか分かりません。最後のシーンからすると「裏切らないでほしい」とかか。

そんなおぼろげにしか分からないような気持ちしかないシュヴァルにヒョロが「シュヴァルが分からないよ…」と言っているように、そもそものシュヴァルという存在がもはやシュヴァル自身の中に無いのかもしれません。絆を信じられなくなってから人やモンスターと関わるための心全てが抜け落ちた状態になり、責任しかないので平気で人に暴言を吐ける、というか、もはや責任へ心身をなげうっているのでシュヴァルにとっては暴言ですらないみたいな。

また、責任は人間界の代物であるということと、凶気化モンスターへの憎しみが変化してできた(悪夢等によって変化せざるを得なかった)モンスター自体への歪んだ考え(人間と対等ではないという考え)が、モンスターへのあんまりな慈悲のなさに変化している可能性もあります。

だから彼を許してやってというわけでは全然ないのですが、今のシュヴァルはシュヴァルではないというか、悲劇によるPTSDと、従来の責任感と、相手の痛みに寄り添える心と、一人で好き勝手出来るリュートへの対抗と、正しい大人に出会えなかった運の悪さがもたらした真なる悲劇の象徴みたいになってしまったので、
なんか、なんか……、
10歳ちょっとの少年一人だけにここまでする作品としてのヤバさの話を聞いてくれ……。

親を亡くし、家を破壊され、そのできごとによる精神病が心を蝕み、しかし誰にも救われることなく一人で背負い込み、正気を失い、仲間が離れてしまい、悪い大人に捕まる。だというのに、それらに一貫して存在するのは、人間たちに自分のような辛い思いをしてほしくないからこそ生まれた責任だけ。
シュヴァル一人にここまで背負わせた意図…は、クライマックスでリュートと対象に描くため以外にないでしょうけれども、一体どれだけリュートをかっこよくヒロイックに描くつもりなのか。リュートォ! 頼むぜ!
どんどんリュートのクライマックスでのハードルが上がるよ。39話の時点でリュートは頼もしいしカッコイイからなんとかなるか…いやそれでもだ……。

キャラクター性と描かれ方の視点から見ると、今のシュヴァルは暴言は吐くし非道だしめちゃくちゃ悪いやつなので、あっこいつ腹立つなっていうのはわかるしそもそもこのブログを含め感想に間違いも正解もない。ので、ちょっと見かけるシュヴァルへの否定的な感想は作品としてなくてはならない部分だと思います。あと前回書いたのですが博士一行がコミカル系なんですよね。これがちゃんと、悪い奴系してるシュヴァルと雰囲気で区別が出来ているのですごいうまいなーっていう。
それも含めて、ヒロイック主義で見るか感情的に見るか理論的に見るか(他もあり)で、感想が全然変わってくる作品なのだと思います。それのなにがいいって、数年後またこの世界に戻ってきたときに新しい感想が抱けるので、自分の中の成長や変化を実感させてくれたりもするんですね。
(これはあれだ……シリーズ化して20年後に劇場版リメイクされるといいやつだ……。夢はでかくな!)

ちなみにちょうど1年くらい前の16年7月13日に、作品に対するキャストコメントが公式で公開されたのですけど、その際に、子供向けですが大人が見ても大丈夫なしっかりとしたシリーズ構成になっています、というニュアンスのことを言っている方がいらっしゃるのですが、その方こそシュヴァル役の逢坂良太さんなので、1年前からこの…これらの片鱗を……覚悟していたのかと思うと……。やんごとなきこと限りなし……。敬意しかない……。


自分としては、話はまだ41話なので、クライマックスへのレールは引かれてしまったものの(※さらに落として来たら怖いけどこの作品なら可能性はある…)この話は通過点にしかすぎない。ので、シュヴァルをはじめ、各キャラを今はとにかく! 見守っていきたいです! というところでこの記事を終えたいと思います。
リュートがなんとかしてくれるから大丈夫!!!!


次回予告にざっくりいってる怪我を負うシュヴァルだって!? 本当に大丈夫!?!?