劇場版「遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」初日に見てきました!!
いやーまさか遊戯王で感想記事を書くとは思いませんでした。どーしても書きたいことが出てきたので、いろいろ書いてみようと思います。

ちなみに当方
・決闘者ではない 決闘者になりました。
・遊戯王はGX終盤が放送されている時期にDMにハマった(どんな時期や)
・DM全話視聴・原作全話読破済み
・ジャンプの読み切り前後編読みました!
・社長と青眼推し(二人セットなのが重要)
です!


以下より全体的にネタバレ!!!!




もくじ
①面白かったところ箇条書き
②いろいろ苦しめられたところ雑記


①面白かったところを箇条書き(なるべく時系列順に書きたいけれど前後しているかもしれない!)

・公開初日の昼前に劇場へ行ったのですがパンフレットが売り切れてるという事実。買い損ねた!(また行きます)
・初日なだけあって満席?

・宇宙すぎる出だし。見るアニメ間違えたかな?
・KCロゴだけで笑いが込み上げる。
・いーーーやもう、なんか、なんで宇宙にいるの……。

戦いの儀が行われた石窟を恐れもなく掘り返す冒涜的な団体はどこのどいつだーーー!!!(アイツしかいねぇ……!)
・バチ当たりそう。
・どのタイミングだったか思い出せないけど(ここのシーンじゃないと思う)戦いの儀の回想で一瞬だけイシュタール家が映ってましたね。

遊戯・杏子・獏良・城之内・本田の登校シーン。現代のアニメとして蘇った彼らがしょっぱなから涙ものだし、アテムがいなくなった後も変わらず元気に過ごしているという所もまた涙もの。
・杏子がめっちゃかわいい。
・みんなでお昼ご飯食べてるってだけで感動。そして夢を語り合う遊戯たち。
・遊戯の夢は「オリジナルゲームを作り、ドイツのオリジナルゲームの大会で優勝する」
 ドイツ年間ゲーム大賞だーーー!!!! ドイツといえばボドゲの本場なんすよ。(にわか卓ゲーマー)
 受賞作でやったことあるの三つもあるぞ……。いやしかしこれらに並ぼうとするのはだいぶ大きな夢だ。スゲェ! がんばれ! カードというジャンルに囚われないところが原作っぽい。
・新キャラ藍神くん。「あいつだれだっけ?」みたいに言われてて、登場時点だと影が薄いクラスメイトみたいだ。

・下校シーン。城之内の「無理してあいつ(アテム)のこと忘れる必要はないんじゃねぇか」、これ、大分重要なセリフなのでは!?
・不良にからまれる藍神くんを助ける男・城之内。原作前半から思っていたけど童実野町の治安最悪すぎないか。

・突如始まる海馬VS遊戯(アテム)のデュエル。にしても教会でデュエルとは神々しすぎ。
・すべての動作がカッコイイ。針金コートはロマンの結晶。
カッコイイしか言えない。
・デジタル感増し増しでアナログゲーム要素もはやカードの部分しかないぞ。今更か!
・CGサイコーよね……。

海馬(人のほう)の海馬(記憶のほう)から遊戯を召喚。KCはまたスゴイものを開発しましたね。
・こちらは「忘れる必要はない」どころか「忘れられない」レベルになってるんすけど。いやーでも唯一無二のライバルが知らん間にいなくなってたらこうなるわな。なんで教えてやらんかったんや!
・BGMかっこよすぎかな。
・UR『なんか飲む社長』

海馬建設。
・藍神くん、異能力者だった。
・とくに細かいことは気にして無かったんですけどホモビ撮影って聞いてからホモビ撮影にしか思えなくなった。

・休日シーン。御伽くんかっこかわいい。そんな感じだったっけ。
・犬城之内! アニメリスペクトだ!!!!!
・モブ幼女かわいい。

・メカCGもカッコイイよね。若干違和感があるところもホビーアニメ感あっていいね。
着陸まで待てやーーーーい!!!!!
・社長、結構高い位置から飛び降りたよね……。足丈夫すぎかな?
・石窟へ赴く社長。針金コートが若干控え目なので、場のテンションに応じて翻り度が上がるんだと思う。(適当)
・ついに見つけてしまった千年パズル。見つかる物なんだ……。
・瞬間移動してくる藍神くん。
デッキを登録しないと童実野町の住民になれないという驚愕の事実。
もはや社長じゃなくて市長では?(町という名が付きながら町の大きさではないよね)
・「他人を傷つける道具が嫌いでね」と言いながら他人を傷つける道具ではなく、それを使う人間を消しにかかる藍神くん。
・デュエルの始まる時のBGMのタイミングとセリフと描写カンペキじゃないですか…。この、ある意味変身シーンみたいな雰囲気の……。(変身はしない)(上手く言えない)
攻撃力は気合いで決まる。(しかしルールはちゃんとある)
・藍神くんも翻るタイプの服装なのでよい。
・ブルーアイズを汚すなど社長の怒りの臨界点を簡単に越えさせるようなものじゃないすか! そんなことしたらキレられてボコボコに……
あれ、キレない……。
カードは地面から引くもの。
デッキは地球。
・いやー、ここでオベリスクですか、なるほど……。うーん。
・「モンスターではない、神だ!」
・BGMいいね……。
・デュエル中断。回収されるパズルと奪われる2ピース。

・天空のデュエリスト(夢)
・卒業式の練習をする時期。卒業生代表の答辞?は遊戯なんですね。

宇宙の無重力下ならパズルを科学力で完成させられるので、軌道エレベーターを作ったよ。意味が分からない。
・不思議な力によって選ばれた者以外には完成させられないのかと思いきや、上手くいってた。
・2ピース足りないよ。

・なんと藍神くんの狙いは遊戯ではなく獏良だった。
今明かされる大量の事実! 幼少期獏良初登場!!! 獏良父もいるよ!!!
・幼少期獏良の闇バージョンもいるよ!!! 感動した。ストーリー補完とファンサービスの両方を担えている。
・原作でふわっとしてたシャーディ関連の謎も明らかに。
・走るのが似合う男・城之内。
・ストーリー序盤の登校シーン、わりと重要だった!

・捕らわれる藍神。超科学力で次元異能も封じた。どんな科学力だ。
・遊戯王のいい所は、科学力が古代力とかそういう不思議な力に対抗できる瞬間があるところにもあると思うんですよ。

・交差点中央の社長。なんでそこに。物語の交差地点みたいな。違うか。
「家の戸締りはしといてやったぜ!」別にww気にしてねーよwwwなんだこのセリフのセンスは!?
・社長はカリスマEXなので車を止める能力がある。

・おひろめデュエル大会のシーン。燃え盛る炎の中の社長。
・超プレゼン力。これはついていきたくなるわ……。

・藍神VS遊戯。遊戯がカッコイイよね。やはりアテムを越えただけあるよね……。
・藍神くんの使うモンスターはほどよい気持ち悪さ。
・ここで遊戯が勝つことによって、単純に勝者として考えれば藍神<遊戯となる。が、海馬VS藍神は序盤で中断されたので、強さ比較はこれだけしか出来ないようになっている。

・そこで遊戯VS海馬ですよ!
デュエルを受けなければ話をする権利は与えられないのだ。
・遊戯の、死者蘇生を使わないというメッセージ性よ。
・対する社長は使っていくスタイル。なんという執念。
・そうそう、ブラマジちゃん超かわいいですね。新しい子もキュート。

・パズルが完成してもアテムが蘇ることはない。ですよねー。
それを聞いた社長の絶望。かわいそうすぎて辛い。
・デュエル中断。あくまでも勝者ランクをつけないつもりだ!

・なんかやべぇの出てきた。
・遊戯・海馬VS藍神。
・いやーーーそれにしても召喚口上はやっぱりいいですよねーー!!! カードゲームアニメの特権ですよねーーー!!!!
・全ての動作がカッコイイ(数度目)
・いやーこんなことになるとはKC炎上してしまいますわ……。
これ、無自覚系ディストピアVS集合意識のSFなのでは!?(考えすぎ)

・奴が来てしまった。
正直見たい、しかし、それは禁忌すぎないか……の絶妙なバランス! を、保つように! セリフは無い!
・デュエル筋はあるよ。
・最後は記憶の果ての古代の力によって守られるのだ。

アテムじゃないほうの遊戯を、社長が、認めた……!!!!!!
遊戯、完璧に成長した主人公の姿だ……。
・社長のセリフが過去形だ。なんだこれ。どっかいくのか。

・その後……。無事に卒業した遊戯たち。社長は学校来る暇とかないだろうなぁ。そもそも途中から在学してなさそう。

「無事に帰ってきてね兄さま!」
 !?!?!?!?!?!?
・あっこれ……あっ……
・死ぬやつだ…………
完!!!!!


!?!?!?!?!?!?!?





②いろいろ苦しめられたところ雑記

なんだこの終わり方はーーーーー!?!?!?!?!?!?!?
まさか社長が死んでしまうとは……(死んだとは言っていない)
劇場版を見終わったあとにつれぇってツイートばっかりしてしまった。なんで好きなキャラすぐ死んでしまうん!!!!!(死んだとは言っていない)

と、……それは後に回しておいて、まず一つ目。
童実野町、ディストピアすぎでは!?
藍神くんがわざわざ「デッキを登録しなければ住民の権利すら得られないなんて」的なことを言ったのは、海馬のスゴさの演出と、海馬への悪態の他にも、童実野町のディストピア感を出しているように聞こえてしまったんですね。
デッキを持っていなくては住民になることは叶わず、また、なれたとしても住民の生活は細かく監視されてしまう。そして、それを治める社長(やっぱこれ会社の規模じゃないよな)は過去の因縁に囚われてなんかヤバイことになってる。 あと今更だけど高3なんだよな~~~!!!! あと、読み切りのニューロンズ怖すぎでは。

そして二つ目。
それに対抗するように、集合意識云々がこう、「深い」気がした。ので、考察をちょっとしたら沼すぎて苦しんだ。

遊戯たちの世界の存在は他者との認識のし合いで個を保っており、城之内が別次元に飛ばされたときは思いだすことで世界を構築させようとしていました。また、「無理してあいつ(アテム)のこと忘れる必要はないんじゃねぇか」というセリフもありました。
集合意識! 次元! 認識! 記憶! だいぶSFめいてきましたけど! ここで一番厄介なのはこの劇場版で一番動いていたキャラクターは海馬なんですよね! 「海馬」という名がもう記憶を司る部位の名前なんでもうとんでもねー深い考察が出来るんじゃないのと思ったけどまあそんなことないよねって我に帰ったりもするよね……。

で、三つ目。
私は自称、社長と青眼を見守る会なので、劇場版には、その辺の話を期待しておりました。
なんでも、劇場版では「海馬の書ききれなかったところを書く」とのことだったので、記憶編で短縮せざるをえなかったセトとキサラの話が補完されると思っていたのですね。あと、本誌の書きおろしやジャンプ流での海馬+青眼リスペクトもあって、これ絶対来るやつだわ……と思ってたんですよ。来なかった!!
来ないどころか青眼を召喚するために生贄にまでしたオベリスクが出てきたり(面白かったので良い)、青眼関連で怒りを買うことがなかったり、青眼を褒め称えることがなかったので、おや? となりました。が、もはやそんな事をする必要すらないのか……!(ポジティブ)
青眼は亜種含めいっぱい出てきたし、それだけで十分にも思えてきた。ディープアイズのデザインは原作完全版21巻なのではとも思えてきた。それに輪っていうモチーフは輪廻を表すことが多くてですね…いや長くなるのでやめておこう。

関連して四つ目。
原作は、『古代(過去)の象徴であった遊戯』と、『過去にとらわれず未来を見据えている海馬』で対比が出来ましたが。
劇場版では、『アテムとの別れを乗り越え、しっかりと未来を見据えて夢を持った遊戯』と、『過去に去ってしまったアテムを追い求め続ける海馬』なんすね。逆じゃねーの! 一心に未来を見ていた海馬瀬人はどこへ!? おま、お前、世界に遊園地を作る夢は……。あ、でもデュエルリンクスがそれなのかな……。
でも、海馬という人は過去へなんらかの決着をつけて未来へ向かえる人(デュエルタワー参照)なので、これは絶対に通過せねばならないポイントだったのかもしれない。

最後五つ目。
海馬くんが死んでしまうとはな!
(死んだとは以下略)
書きおろしで一瞬キサラめいた人が映ったのは『これ以上行っては行けないという忠告』であり、劇場版最後にそれ以上を踏み込んでしまったのでもう戻っては来られない…と思いました。
が、書きおろし社長の「そこが果てなき闇なら闇にも染まろう」からの、古代編キサラの「闇に囚われては行けません」を思うと、絶対的な加護がそこに存在するので社長は無事であるという説が浮かびます。
が! ここで、書きおろしの青眼が消えるシーンと、記憶編の青眼が消えるシーンを比較したら、構図とコマ割りがほぼ同じだったんですね。つまり闇に囚われてはなりませんの効果があるのは書きおろし部分のみであり、その先へ行ってしまったので、もうこれ帰ってこれねぇわ! とまた思いはじめました。
どうなってんだよ!

でも、認識のし合いで存在が保たれるのなら。
また、冥界のアテムが一瞬でも現れることが出来たのは、きっと、記憶と言う認識があったからで、
つまり……
童実野町をはじめとした世界中で圧倒的に支持・認識されている社長がそうそういなくなるなんてないよなーーーー!
それに、我々もきちんと覚えていて、現に、原作最終回以来、十数年ぶりにこの劇場版を見に行けたという事実がある! そう、それこそで、
海馬瀬人という人間の無事を物語れるのではなかろうか! という!
ポジティブ結論でどうですか!!!

以上です!!!!

入場者プレゼントが変わったらまた見に行きます。ありがとうございました。




オマケ
去年のジャンプフェスタのオルタナティブドラゴン。
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